世田谷区でリフォームする際の予算がいくらぐらいになるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、世田谷区でリフォームをする際の予算を箇所別・工事別に詳しく解説していきます。工事費以外の予算や費用を安く抑える方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
世田谷区でリフォームをする際の費用相場
世田谷区でリフォームする際の費用相場を、箇所別に詳しく見ていきましょう。
リビング
リビングの内装リフォームは、壁紙の張り替えでしたら1〜3千円/㎡が費用の相場です。15畳のリビング全体の張り替えでしたら、15万円前後が目安になります。間取りの変更をする場合は壁を取り除いたり出入口を加えたり、床や天井下地、照明器具やスイッチコンセント配線のやりかえなど多数の要素が入り込みます。このため100〜300万円が費用の相場です。
キッチン
キッチンのリフォームは50〜150万円が費用の相場です。システムキッチンへの交換は、製品のグレードやキッチンのレイアウトによって費用が変わります。
一般的なシステムキッチンへのリフォームは100万円前後で済むケースも多いですが、給排水の工事も伴う大規模なリフォームでは、100万円を超えることも少なくありません。
浴室
浴室リフォームの費用相場は、70〜150万円です。ユニットバスからユニットバスへのリフォームは70〜100万円前後、在来工法からユニットバスに替える場合は、100〜200万円が相場になります。
150万円以上の予算があれば、浴室を広くしたり、オーダーメイドの浴室にリフォームできる可能性が出て来ます。
トイレ・洗面所
トイレのリフォームは、20〜50万円が費用の相場です。ただし、和式から洋式へのリフォームや、トイレ内を広くするリフォームは50万円以上かかるケースもあります。
洗面所の化粧台リフォームは、20〜50万円が費用の相場になります。機能が最低限のグレードであれば、20万円以下で施工できる可能性もありますが、既存の状態によって費用も変わりますので注意が必要です。
外壁
外壁塗装の費用相場は、塗料代、足場代、人件費などを含めて80万円~が費用相場です。ただし、使用する塗料や外壁の面積によって費用は大幅に異なります。
耐久性に優れた塗料は高額になりますが、塗り替えの頻度は少なくなるため、中長期的な視点で見ることもお奨めです。
屋根
屋根塗装の費用相場は30〜50万円です。ただし、費用は屋根の面積と塗料によって異なります。基本的に2階建て以上の場合は安全対策上の足場が必要です。従って、屋根だけの処置ですと勿体ないという意識が働き、外壁と併せて実施する事が多くなります。
なお、重ね葺きや葺き替えをする場合は素材費のほか撤去費用も加算されるため、総額が高くなります。
世田谷区の目的別リフォーム費用相場
世田谷区で耐震リフォームと断熱リフォームを行いたい場合の費用相場を見ていきましょう。
耐震リフォーム
耐震リフォーム費用相場は25~200万円です。耐震リフォームは既存の状態や施工内容によって費用が大きく異なるため、場合によっては300万円以上になることも充分あります。
施工内容別の費用を詳しく見ていきましょう。
ブレース(筋交い)の施工
柱と柱の間に筋交いを付けて壁面を補強する工事です。工費は1箇所5~20万円が相場になります。
耐震パネルの施工
壁材を撤去したうえで、耐震パネルを壁内に施工します。施工後は防水シートと壁材を仕上げて完成です。耐力を上げたい部分だけポイントで行うのか、外壁面全体をきれいに整えながら行うのかで費用が大幅に異なります。
費用の相場は、部分補強主体であれば一戸あたり25~150万円。この場合、外壁面に新旧の継ぎ目が現れます。全面であれば200万~となるでしょう。
屋根の軽量化
屋根材を葺き替えて軽量化します。費用の相場は120~200万円です。
断熱リフォーム
断熱リフォームの費用相場も箇所によって異なります。断熱リフォームで注意したいのは、断熱材の施工費以外に内外装材の解体復旧、設備機器や造り付け家具類の脱着などが絡むことです。
断熱材のみの施工費と同等、あるいはそれ以上に費用がかかることもあるためしっかりと確認しましょう。
壁と屋根
広さや工法によっても異なりますが、例えば住宅の外壁全体を断熱化した場合の総額は200万円〜となり、使用する断熱材によって差が出ますが、そもそも外壁或いは内壁のやり直しにかかる費用が大きいです。
一方、屋根全体の断熱リフォームも、使用する材や断熱手法によって差があり、40~150万円程度になります。なお、天井裏の断熱材充填リフォームが最もコストを抑えやすく、1㎡あたり4~8千円が費用の相場です。
床
冬の寒さ対策なら、床下を断熱リフォームする手があり、費用相場は1㎡あたり4~8千円と言われています。これは1部分から床下に断熱材を運び入れ、床の裏側から施工する事が前提となり、一定の効果があります。またより精度の良い方法として、1部屋か数部屋の床張り換えと共に行う方法もあります。コストは上がりますが、ご検討になってみるのも良いです。
内窓
内窓の設置は、1か所につき4~7万円が費用の相場になります。人が出入りできるサイズの窓は、10~15万円が相場です。
費用は窓ガラスの種類によって変わり、「単層ガラス<複層ガラス<断熱複層ガラス」の順に高くなります。気密性が上がるサッシのリフォームは、結露対策だけではなく、防音対策にも有効です。
リフォーム工事以外の費用相場
リフォームでは、工事費以外にも、さまざまな費用が発生します。発生する費用をしっかりと確認して、予算が不足しないようにしましょう。
設計費
リフォームで間取りを変更する場合には設計費がかかります。設計費が工費に含まれている業者もあるので、見積もりの際に設計費の扱いを確認しておきましょう。
仮住まいの費用
リフォームの箇所や工期によっては、工事期間中に住めなくなることがあります。このような場合は仮住まいが必要になるため、ホテルの宿泊費や短期賃貸物件の家賃を予算に含めなければいけません。
部屋の広さにもよりますが、世田谷区のウィークリーマンションは日額4千円前後から借りられます。なお、家具だけを一時的に移動させたいときは、トランクルームを借りれば対応できます。
駐車場代
リフォーム業者が車をコインパーキングに停める場合は、台数分の駐車場代が別途必要になることもあります。工期が長くなると大きな出費になるので、事前に確認しておきましょう。
確認申請手数料
増改築を伴うリフォームでは建築確認申請を要する場合があり、広さによって手数料がかかります。世田谷区の確認申請手数料は、5,600円~19,000円です(広さ500㎡以下の場合)。
また、リフォーム完成後の完了検査申請手数料が必要となり、11,000円からから23,000円(広さ500㎡以下の場合)となります。ケースによって中間検査というものが必要となりますので、確認しましょう。
この他、建築士への図書作成や検査立会等の代願料として15~30万円程度必要となります。
印紙税
契約書に貼る印紙です。リフォーム関連では、下記のような書類が印紙税の対象となります。
・工事請負契約書
・工事注文請書
・業務委託契約書
・領収書
など
印紙税額は工費によって変わりますが、一般的には500円~2千円前後になります。
世田谷区でリフォーム費用を抑える方法
世田谷区でリフォーム費用を抑えるには、建材のグレードを意識することも大切です。
住宅設備や壁、床などには多くのグレードが用意されています。機能性が高い建材や設備は価格も上がりますが、本当に必要な機能かどうかをリフォーム前に時間をかけて検討しましょう。使わない機能が多い設備の導入は不要な出費につながります。
カタログやショールームを見ていると目移りしてしまい、「気がついたら予算をオーバーしていた」というケースは少なくありません。費用を抑えるためにも、家族の要望やリフォームの優先順位を考慮しながら、導入する設備や建材のグレードを決めていきましょう。
また、世田谷区ではリフォームで使える補助金が多数用意されています。詳しくは、世田谷区でリフォーム時に活用できる補助金ガイドをご覧ください。
まとめ
世田谷区でリフォームする際の予算は、キッチンやリビング、浴室などの箇所別に異なります。耐震や断熱リフォームを検討している人は、付随する工事の費用も確認しておきましょう。
主目的を明確化し、建材のグレードや種類も十分に検討すれば、予算内でリフォームできる可能性も高まります。
工費以外に発生する費用もチェックして、無理のない予算を組むようにしましょう。