昨日、松戸で建築中の住宅で気密性能試験を行いました。
天竜杉をつかったこの住宅は木構造や素材にこだわっておりますが、
快適性にも配慮した、高断熱住宅です。
断熱はセルロースファイバー。
セルロースファイバーの住宅の場合、いつも断熱施工後のパンパンに膨れた
感じや音環境の変化に、「おお〜違うね!」と感激します。
断熱をしっかりやれば夏冬の快適さが向上しますが、
実は細かい部分で同時に配慮しなければならない処置があります。
その処置の評価指標がC値。
相当隙間面積と言って建物に隙間がどれ位あるかを示します。
数字が小さいほど、ゼロに近いほど良いですが、ゼロはちょっと不可能。
住宅内の空気が健全に流通するかにも関わり、
この数字の小数点以下の微細な変動で一喜一憂します。
今回の住宅では、弊社設計部で“透湿高断熱”という概念を実践しました。
セルロースファイバーの調湿性能があっての仕様です。
新しい取り組みでもある為、どの位の性能が確保できるのか?
結果はちょうど1.0。
大工さんは、「この家は1は出るよ」とさらっと言ってましたが、お見事!
試みの結果はまずますの良い数字でした。
(おまけ)
建物の方は屋根の板金工事が進行中。
ガルバリウムの縦ハゼ葺きです。
板金屋さんが屋根の先端で折り曲げ加工しています。
撮ってる私も含めてスリリングなひとときでした。
(工事部)