『タカッポに紫陽花』
そんなタイトルを何処かで聞いたような読んだような・・・
こんな洒落た言い回しは私の頭では思いつきませんからね!
今年は空梅雨なのでしょうか。
紫陽花の季節になると決まってこの写真の出番です。
三年前のブログにも載せましたしお客様へのメールに添付したりもしています。
花器はあの白洲正子が花入れとして使ったことで知られるようになった、
漆をヘラで掻き採ったものを溜める容器でタカッポと言います。
漆掻き職人の手作りの道具で漆が付いて良い風合いになっています。
そこに白い紫陽花の花が一輪!
水屋箪笥の上に置かれていました。
後ろの漆喰壁に埋もれずに静かな存在感を感じます。
自分で撮ってて何ですが好きな写真です。
数日前タカッポを検索したら画像検索のトップにこの写真が
載っていたのにはビックリしました。
◇
職人が使い込んだ道具は美しいですね!
このノミも大工さんが10年研いで研いでこの長さになりました。
建具屋さんも同じように短くなったノミを使ってる人がいます。
現場でこのようなノミをお施主様にお見せすると、
こういう職人さん達に家を造ってもらっているんだという喜びと安心感が、
又職人さんもそれを感じてくれて嬉しいみたいです!
雨が降って欲しい!
(三枝)