年の瀬もいよいよ押し迫ってまいりました。
27日は今年最後の満月日。
アメリカの先住民はこの満月をコールドムーンと呼ぶようです。
日本では寒月.上弦の月.夕月など季節や満ち欠けや時間の推移によっても風流な呼び名が沢山あります。
満月は望月や十五夜とも!
向田邦子は青空に白くて薄〜く見える月を「大根の月」と表現していました(TVドラマが懐かしい)
先週、工事が終わった静岡県御前崎に行ってきました。
「ウサギさんが雲にのって月に餅をつきに行くところ」をモチーフとして作られた鋳物製の門扉があります。
お施主様は卯年。相談した設計女子からのイラストをアレンジして業者さんに制作してもらいました。
流行りの鋳物風ではなく本物の鋳物の門扉は制作費はかかりましたがやはり品格があります。
これまでも3年5年と定期点検には伺っておりました。
10年点検のタイミングで屋根や外壁.木部の塗装と防蟻処理。
628本の檜の角材で造った塀には防腐処理を施すことにしました。
海に近く紫外線や潮風も強い地域なので、より耐久性のある塗料を使いました。
大きくて重い木製の格子は、一旦全部外して持ち帰り塗装してから取り付けてくれたと聞き、面倒でも丁寧な仕事内容に感謝感謝です。
外壁や屋根も色は同じで良いということでしたので、竣工時のの美しさがよみがえりました。
もう一ヶ所、玄関前に竹を使った竪樋があります。
この竪樋を10年ぶりに取り替えました。
これは私の楽しい作業です。半割にした80φの青竹を塩ビ管に被せ黒いシュロ縄で縛ります。
根元には玉砂利を敷き雨水は雨水升へと流れていきます。
施工後を写メしましたら「ワ〜、青竹素敵です!」と直ぐに返信がございました。
このやり方はU様邸が最初!次が栃木県佐野市のI 様邸そして千葉県匝瑳市のE 様邸古民家の3棟です。
玄関前の見映えも良く、喜んでくださっています。
それでは心せわしい年の暮れですが、どうぞお体に気をつけて良いお年をお迎えください。
三枝