祈る

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横浜港が見渡せる絶景の地に、ブログ「第三種風致地区」で
紹介した築19年のO様宅があります。
先日、改修のお話がありましたのでお伺い致しました。

ベランダからはベイブリッジが見えます。新型コロナウイルスの
集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」。
現在は既に大黒埠頭から離岸して本牧の方へ移動していますが、
停泊中は真夜中でも煌々と明かりがついていたと仰っていました。

 

 

風も無く穏やかな春の夕暮れ時、ベランダから眺める景色は平穏そのもの!
然し現実は感染者や死者が増え続け、4月7日には緊急事態宣言が出たりと、
世界中を震撼とさせています。

遠くを見つめながらポツンと奥様「こんな穏やかなのに・・・!」

我が国では昔から、流行り病や飢饉に何度も苦しめられてきました。
奈良の東大寺では4月から毎日「新型コロナ」の早期終息などの祈りを
込めて、僧侶が大仏殿で読経をあげているそうです。
巷では、姿を描くと疫病退散に効果があるとされる妖怪「アマビエ」
私の携帯にも送られてきました。

その大仏さまは約1300年前、聖武天皇が国家の安寧や大地震.飢饉.
疫病(天然痘)が流行り、人々が救われることを願い、大仏を造ること
を命じました。天然痘では100万~150万人が亡くなったといいます。
大仏さまが完成するまでには26年の歳月を要し、建立時は金メッキが
施され黄金色に輝いていたそうです。

BS日テレで「さだまさしX読響」公演が放映され、オーケストラを
バックに歌った「修二会」に痺れ、早速YouTubeで探してみると
東大寺大仏殿で歌う「修二会」があり、僧侶が歌う「修二会」もありました。
それらを聴いていると、お勧め動画に薬師寺寛邦キッサコの「般若心経」が
表示され、聴いてみると綺麗な響きで読む読経に、何故か心がスッと
落ち着くのを感じました。
特別信心深い訳でもなく宗派も違いますが、良い動画に出会えました。

さて、中目黒で全面改修工事中のN様宅には、母上様が残した
「千手観音菩薩」の大きな仏画があります。絵を飾る壁も決めました。
完成は7月末。見学会ができる状況になれば良いのですが!

 

 

何処へ行くにもマスクをして行かねばなりません。
むさ苦しさを感じる様になりました。香りの良い花が咲いていても、
悲しいかな香りが感じられません。
いつもの何気ない日常に、早く戻りますように!

 


【 初収穫 】

 

三枝

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