22年続いている新宿七福神巡り。
その中の神楽坂善國寺には、毘沙門天のお使いである狛虎が鎮座しています。
2年前のブログ「狼伝説と七ツ石神社」で「体力のあるうちに雲取山まで行かずとも、せめて七ツ石神社に参拝し、釣鐘を鳴らし狼の狛犬に会いたいと思う」と書きました。
高尾山しか経験がないのに、1757mの七ツ石山に登れるのか。
自転車通勤で12kmペダルを漕いではいるものの登山は別もの。
村営駐車場から七ツ石小屋に着いた頃には足はガクガク。
それに加えて右ふくらはぎがつる一歩手前。
やばい!
此処でつったら参拝どころか下山も無理。
そんな必死の状況の中、これまで500回近く登って来たという64歳の方に会いました。
登山の目的を話すと「3年前に再建された時は銅板の屋根がピカピカだった。今は周りの景色に馴染んできたし鐘の音も良い」と仰ってました。
おむすびを食べ水分補給をして何とか復活! 山小屋から少し登ったところに目指していた七ツ石神社がありました。
真後ろの大きな岩が御神体です。
漸く来れた嬉しさからか、バランスを崩して石の階段?から転げ落ちてしまいましたが、七ツ石神社のご加護か無傷!
お社の中に鎮座している修復された阿吽の狛狼。
古いものは顔が優しのだとか。やっと会えました!
同行者からは鳴らし過ぎと呆れられながら山頂は直ぐそこ。
御神体から山頂下まで、平将門伝説の大きな岩が七ツ並んでいました。
山頂からは真っ青な空が広がり富士の姿もクッキリと!
風も無く暖かい。登山初心者にとっては絶好の登山日和。
山頂から一筋の尾根が続く先には雲取山が見えてましたが今回はここまで。
登りもですが下山も侮れず日没との競争でした。
足元がおぼつかなくなり、やっとの思いで滑落せずに下りて来られました。
時間が押し過ぎたので温泉にも入れず焼酎も買えずに帰宅。
残念! でも正月にサプライズが!
支えて歩いてくれた婿殿から、甕壺仕込みのジャガイモ焼酎と白と黒の焼酎カップをもらいました。
それではと栓を抜いたら直ぐ空になっていました。感謝!
後日、体験談を知り合いに話していたら、10日後に雲取山ヘ日帰りで行ってきたという人が身近にいてビックリ。
朝7時前に登り始め14時過ぎには下山していたと言ってました。
約7時間半で往復したことになります。かなりのハイペース。
登山は初心者のようですが、健脚に感服です!
喉元過ぎれば何とやら。あの日の山登りは楽しかった!!
三枝