横浜市磯子区で新築工事が進行中です。
5月に地鎮祭を執り行い、つい先日上棟させていただきました。
[地鎮祭]
地鎮祭は近くの中浜稲荷という神社にお願いしました。
地鎮祭は地域や神社ごとに少しずつ違いが見られるのも面白いものです。
準備が必要なものから儀式におけるちょっとした要素まで。
(全体としては大差ないのですが..)
例えば祭壇や祭具はどの地域でも通常神社側でご準備いただけます。
祭壇のお供え物も近年神社側でご用意いただける事が多いですが、施主側での用意を促されるケースもまだ比較的目にします。
こういった場合は、私共の方で手配代行も行います。
たまーにあるのが、施主側で榊の用意をお願いされる事です。
こんな時、地場ですぐに入手しにくい事もあり、若干ですが「うっ!」と思います。
参加人数の具合を考慮しながら榊の大きさを選び、お祓い用と玉串用に切り分け、水を入れたバケツに浸けて準備します。
そして今回、中浜稲荷様ではなんだかとっても至れり尽くせりでした。
神域をつくる囲いや砂も含め、神社側でぜんぶご準備いただきました。
(それはそれでなんだか申し訳ない気もしましたが..)
そのうえ、式中に笙(しょう)を吹くという演出まで!
笙は雅楽で使われる楽器で、東儀秀樹さんが奏でる姿を目にされた方も多いのではないでしょうか。
玉串奉奠のとき、おもむろに雅やかな音色が周囲を包み、プチ感動しました。
音があると違いますね。
なんだか厳かな気分で所作を見届ける事が出来ました。
[上棟]
この日は猛暑で最高気温35度という灼熱のなかでの作業でした。
最近は脇腹にファン(扇風機)が付いたジャケットを着る職人も増えてきまして、割と涼しいのだとか。
プゥ~ンという音が行き交います。
その甲斐あってか順調に棟上げを終える事が出来、職人さん達おつかれさまデス!
横浜市では地震火災が発生した場合の延焼により建物に著しい被害が生ずる恐れがある地域において、独自の防火規制を定めた「不燃化推進地域」が制定されました。
その地域がここです。
木造でも燃えにくい建物をつくる事が出来ます。