日本画院展に出品なされたお施主様の絵を見に
東京都美術館に行って来ました。
手前の上野恩賜公園では日曜日とあって
上越市の物産展が催されていました。
その中に長岡市与板の「打刃物」のお店が有り、
ノミやカンナなどに混じって「手斧(ちょうな)」が一丁置いてあるのを見つけました。
実は私、手斧を二丁持っています。宝物です!
興味があるのでお店の人に聞きましたら非売品とのこと!
現在手斧を作る人は長岡市に居らっしゃる
78歳の高木さんただ一人になったそうです。
歯のカバーを外すと日本刀の様な鈍く光った刃先が現れました。
ちょっと持してもらうとなかなか良い重量感です!
柄は桜の枝です。
欲しい!!
杉坂建築事務所の造る家の松梁も以前は手斧仕上げをしていました。
今は使える人が少なく、飯能の家の梁を新潟の大工さんが
一週間一人でハツったら腕と肩が動かなくなったと話してくれました。
(本数も多かったのですが!)
道具が良くてもそれを使える職人さんがいなければ
当然のごとく道具を作る職人さんもいなくなりますものね!
◇
昔からの知り合いの方に版画で大工道具を作ってもらいました。
これも私の宝物の一つです。
(三枝)