厳しい寒さが続いておりますがコブシの蕾は日々
膨らんできています。
茨城の新築工事の竣工まで既に1ヶ月を切りました。
玄関ホールの天井とリビング・ダイニングの勾配天井、
そしてそれに続く和室の天井も同じ杉の縁甲板張り。
ダイナミックでありながらもすっきりとした空間に
仕上がりました。
採寸に来ていた建具屋のKさん、思わず「いいね~!」
Kさんの作った建具が吊り込まれるのは施主検査の前。
一段と見栄えのする部屋になるはずです。
塗装工事はあと建具とウッドデッキと木製格子だけ。
設備機器類の取り付けも始まり、漆喰塗りの壁面も
少なくなって、いよいよ完成が近づいて来ました。
そんな状況の中、
「L.Dの袖壁はこの壁と同じ物を貼りたい!」と
奥様からのご要望がございました。
大工工事は終わっているのですが、急遽漆喰下地から
レンガ貼り下地に変更し木枠も外してもらいました。
スマホの写真は3年前に開店したお鮨屋の壁とのこと。
写真を見た感じ、どうも輸入品の古レンガのようです。
同じではなくても同じような雰囲気のレンガはないかと、
長くお付き合いさせて頂いてるレンガ業者に相談したら、
何と幸運なことにあのレンガの輸入元でありました。
在庫はわずかに残っているだけ!
それも使用する5.3m²ギリギリの枚数。奇跡です!
英国製の古レンガ。縦貼りで目地はラフに仕上げます。
以前、見学会にお越し頂いた際に大谷石貼りの壁を
ご覧になり、自分たちの家にも石貼りの壁を作りたい
と思っていながらピンと来る石材が見つからずにいた
ところに「これだ!」というレンガに出会いました。
お施主様のご都合でお引渡し日は決まっています。
工期的にギリギリの仕様変更依頼でした。
あの袖壁に同じ古レンガを同じように縦貼りで!
奥様のご要望にお応えできたことに安堵しています。
床の養生を剥がし、外構の打ち合わせも終わりました。
いよいよです!
三枝