伊豆高原で伐採抜根

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豪雨による未曽有の災害がおきてしまいました。
災害地の映像が映る度に心が痛みます。
日本でもこんなに多くの人が亡くなるとは!
訪れた地域があるので尚更あの辺りでか・・と
思ってしまいます。
異常な豪雨の次は異常な酷暑が続いています。
まだ7月半ば、厳しい厳しい夏はこれからです。
言葉だけで申し訳ないけれど早い復旧を願う
ばかりです。

国立公園の特別地域内で建てるには先ず
「自然公園法」の申請が必要で、伊東市役所が
窓口なので何度か通いました。
伊東市は前市長が問題を起こしたり、市役所の
入り口から受付まで軽自動車で突っ込んだ輩が
いたり何かと賑やかです。
入り口の左上に手書きの看板があります。

市 = 市民のために
役 = 役に立つ
所 = 人のいる所です

大きく書かれていて否応なく目立ちます。


公園法の許可が下りたので伐採抜根の作業現場に
立ち会いました。建物にかかる樹齢60年以上の
クヌギの大木数本の伐採抜根です。
この辺りの造園屋さんは大木や高所伐採はお手のもの
チェーンソーも林業で使うような刃の長いものや、
枝を払う短いのを使い分け手際良く進めていきます。
黙々と作業する姿を見るのは気持ちのいいものです。

伊豆高原は大室山の溶岩が固まってできた地域です。
地盤の強度としては申し分ないのですが、
表土の下は大小の石がゴロゴロと出てきます。
根っこは大きな石を包み抱くように伸びていました。
抜根作業はユンボの先端に付けてあるバケットで
石を砕き少しづつ根を剥がしていきます。
1時間弱かかってやっと抜根が終了!
その重さは約2トン用意していた車には載せられず、
急遽4トン車を手配し搬出が完了しました。
伐採されたクヌギは薪ストーブ用として加工され、
2年ほど乾燥させて使用するとのことでした。

根っこは中途半端に残しておくと何れ腐って陥没する
原因となります。10年ほど前、浦和市で建てさせて頂いた
お客様より基礎の下に穴が空いた!と連絡がありました。
欠陥か?と思い駆けつけるとジャンボシンクほどの穴が
空いていました。弊社ベタ基礎には太い鉄筋を使用してます
ので室内に亀裂がおきてはいませんでした。
F様宅だけかと思ったらお隣とその先の家、それから地主で
あった農家の納屋の下にもポッカリと大きく穴が空いていました。
どうやら穴が空いていた所には大木が生えていたということが
わかりました。根っこを中途半端に残しておいた結果でした。
早速基礎周辺を補修補強して事なきを得たことがありました。

フクロウの木

隣接する森にはフクロウが生息しているそうです。
枝打ちした一本の樹形を見て、巣箱をかけてフクロウに
きてもらおうという話で盛り上がりました。
京都にいるご友人はフクロウを飼ったことがあるとか、
観察用のカメラを取り付けようとか!
地鎮祭は来週です。あの辺りでは尾頭付は鯛ではなく
金目鯛を二匹お供えします。

ササユリ

三枝

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