建具ひとつで空間が大きく様変わりすることがあります。
つい先日リフォームを終えたU様のお住まいで、そんな建具を製作したのでお知らせです。
場所は杉並区内の住宅地、静かな良い所です。
地元工務店の手による白が基調のさっぱりとした内装で、 しっかりした良い住まいでした。
ですが、もう少し雰囲気アップして愛着の我が家にしたいと、弊社見学会にも幾度かお越しいただきました。
このリフォームにはいくつかのポイントがありますので、“建具ひとつで~”は若干言い過ぎかな。
でもこの建具、なかなか良いオーラを放っています。
リフォームについてはまた今度報告させていただきます。
U様のイメージはジャパネスク&欧米⇒クラシカル(略してJOC?)といった感じでしょうか。
お手持ちの家具は松本民芸で統一され(上の写真でドアの隙間からチョロッと見えますね)、
そういったものと調和を図りながら雰囲気を出そう!というものでした。
この建具はU様も一緒にイメージスケッチを持ち寄り、弊社設計士がまとめあげたもの。
実は「骨董建具を採用しようか」という案もあり、実際にアンティークショップにも足を運びました。
ただアンティークは一期一会と言いますか、その時に“コレ!”というものに出会えるか運の様なところもあります。
今回は価格やトータルデザインとのバランスも考慮して見送る事としました。
さて、格子の中に組み込まれたグリーンのガラス。
これ渋谷にあるステンドグラス専門ショップで買い付けてきたものなんです。
奥様はグリーンがお好き。
そこでインテリアのキーカラーでもあったグリーンを組み込む事にしました。
お店に行くと、さすがは専門ショップだけあって膨大な種類のガラスがストックされています。
とにかく見まくるしかありません。
ガラスはデリケートですので、そーっと見て、これはちょっと黄色味が強いですね、、などと話しながら候補を選定。
電気の明るさで随分見え方も違いますので、あちこち移動させながらなんとか決定と相成りました。
[大判ガラスをお店で細長くカットしてもらいました。左には凄い柄のガラスが]
[背景や光の色合いで違います]
手前味噌ながら、なんか美味しいコーヒーかビーフシチューの香りでも漂ってきそう!?
室内犬を飼われており、U様が帰宅するとドアのところまでお迎えに来てくれるのだとか。
お互いにシルエットが確認できる様、腰板を犬の高さに合わせています。
[気に入ってくれたかな?]
とってもお利口なワンちゃんで、改修工事中も職人さんたちを和ませてくれました。