皆さん済みません!
実は昨年末のブログで「ゼロ点設計」を採り入れた住宅の着手についてお知らせしましたが、その後の報告が疎かになっていました。
そうこうしているうちに現場も最終段階へと進み、現在主に仕上作業等を行っております。
来月上旬には完成、6月24日に完成見学会の運びとなりました。
ここで現時点の様子をお知らせしたいと思います。
先にも記した通り、この住まいは「ゼロ点設計」を採り入れています。
ゼロ点設計って何!?と思われた方、多いと思います。
基本的に住宅は骨組みを外装材/内装材で化粧して仕立てられます。
内外装材は建物のデザインや雰囲気を特徴付ける役割を持ちます。
ですがそれ以上に主要な構造・配管配線等を保護する役割があります。
ただ一方、内外装材で囲われると言う事は床下・壁の中・天井裏が隠蔽される事。
確認や維持管理がしにくい状態であるとも言えます。
ゼロ点設計はそうした部分、いわゆる隠蔽空間を無くし、長期的な建物の維持管理に資する考え方です。
例えば壁。
壁は基礎(地面)へと接続する部位であり、特に土台付近はシロアリなどの対策が必要となります。
また分電盤を設置する部分は特に配線が集中する要所です。
次に天井裏ですね。
天井裏には配線・配管類がまんべんなく這っています。
こうした部分が確認出来るとともに、処置も行い易いのが大きな特徴。
思い描く住まいのデザインイメージがある方にはちょっと向きませんが..
この住まいももうちょっとで完成です。
6月24日(土)の見学会では、特別に『弊社担当設計士によるこの住まいの解説会』を行います。
ご興味のある方は是非ご参加下さい!
最後にこの家のその他の状況についてざっとお知らせです。
[階段]
コンパクトな住まいなので、階段下を収納化しました。
[台所]
大工の手による造作キッチン。
どう仕上がるか、乞うご期待です。
[サニタリー]
桧の板を張ったバスルームは、ガラス塗料で仕上げられます。
ただのバスルームではありません。
「グリーンと共にある住まい」も一つのコンセプトで、ここもそんな空間ににしたいと施主談。
[バルコニー]
2階には広々としたルーフバルコニー。
ですがこれで終わりではありません!
凄い仕掛けになりますノデ。
この家はこのほかにも8畳グリッドという考え方を採り入れています。
そうした家づくりの考え方の他にも、この家ならではの造りやアイディアなど、盛りだくさんの解説会です。
太陽光と蓄電池もあります。
是非お楽しみに!