最近は地鎮祭や上棟式を行わないケースが増えてきているという話を聞きます。
建て主様のご意向にもよりますが、弊社におきましてはなるべく行いたいと
思っております。
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こちらのお宅には井戸があって、もうずいぶん前から使っていないしもう使わ
ないということで、井戸も建物と一緒に解体撤去をしました。
井戸の撤去工事の前にも神主さんに来てもらってお祓いをしました。
解体着手前にもきちんとお祓いするということは、われわれ業者にとっても
安全を祈願していただいたという、何か安心感みたいなものがあります。
今回のお宅は、建て主様の親が建てた古い家を壊して建て替える工事ですが、
古い家の欄間や神棚などを新しい家に再利用することになっています。
すべてを壊して廃棄するのではなく、子供の頃から住んでいた家の思い出を
少しでも新しい家に受け継ぐということはとても有意義なことだと思います。
こういった、「古い物を再利用する」という工事は手間がかかったりして特殊
なことなので、いわゆるハウスメーカーはやりたがらないことです。
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地鎮祭では、神主さんから“鎮め物”と“棟札”をいただきました。
“鎮め物”は、基礎工事をする際に建物の中心の地面に埋めておく物で、“棟札”
は、上棟の際に棟木付近の屋根裏に据え付けておく物です。
また、工事中の状況などお知らせしたいと思います。