皆様 暑中お見舞い申し上げます
暑中見舞いのハガキに使用した御前崎の家です
ここのところ不安定な日が続いていますが、
雷が風を伴ってのゲリラ豪雨の凄さと被害の大きさには驚かされるばかりです。
今までの風神.雷神はこんなに大きな被害を頻繁に起こさなかったと思います。
これから先、このような豪雨が当たり前の様になるのでしょうか!
さて子供の頃から雷が大好きな私は
稲妻がピカッと光ると直ぐに1・2・3と
数え始める父親譲りの癖があります。
音の速さは一秒間に約340m進みますから
光ってから3秒後にゴロゴロと鳴ったならば約1km先に雷が落ちた事になり、
ピカッと光ってから間髪を入れずにバリバリダダーンと空気を震わせたならば
極めて近くに落ちたことになります。
数年前、天井の高い銭湯に行っていた時の事、急にもの凄い雷雨となりました。
屋根を叩く激しい雨音と徐々に近づいてくる雷鳴に胸が高鳴り始めました。
その時ピカッと光った瞬間バリバリダダーンと来たのです。
銭湯内は太鼓の胴内にいるようにビリビリビリと震え響きもそれはそれは凄いものでした。
濡れた身体のままですよね銭湯ですから!感電する恐れがあったかも・・・ですね。
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日本語には時雨(しぐれ)と言う言葉があります。
先日、ヒグラシのセミ時雨が聴こえている場所に終日居ました。
都内では朝方か夕方にカナカナカナと淋しげに鳴くので
それを聞くともう夏も終わりか・・・という気分になりますが
ヒグラシのセミ時雨が山々に響き渡っている所では、
そんなことはこれっぽっちも思い浮かびませんでした。
トタン屋根の家に住んでいた頃、
庭の梨の木に毎晩三匹ぐらいアブラゼミの幼虫が這い上がってきてました。
毎晩蚊帳の中から羽化の様子を見ていたのも懐かしい思い出です。
あの妖しいミドリがかった白い羽をゆっくりと拡げるのですが
茶色く成るのを見届ける前に眠ってしまうのが常でした。
朝になると抜け殻だけ!それが数年続きました。
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雨の降る気配があると蝶はパタッといなくなり葉の裏に隠れます。
セミはピタッと鳴くのを止め雨が上がると又鳴き始めます。
観天望気!
(三枝)