御殿場から見た富士山頂の右側がうっすらと白くなっていました。
初冠雪の後に台風は来ない・・・とか!
次々と来襲した台風の強風と大雨にドキドキヒヤヒヤさせられ
工期を狂わせられましたが、ようやくここまで来ました。
母屋を降ろし痛みの激しい柱は交換(思っていた以上に多かった)
補強の太い梁をかけ、
柱の歪みを調整(柱は気まぐれ!今日やっとの事で調整したのに
明朝には歪んでいた)
それが終わると新たに屋根と二階の部屋を造る為のステージを
組む準備作業に移ります。
これは地味な作業ですが非常に大事な仕事!
「地回り」と言って屋根をのせるための水平な軒桁をぐるりと
四方を囲む為に必要な工程なのです。
既存の梁は全て太鼓梁なので太さも曲がりも全てバラバラ!
水平なところを造らないと屋根が架けられません。
ベテランの大工さんはこの作業に時間をかけてました。
ステージを組む束の長さも全部違うので作業小屋で手刻みする
大工さん達も大変です。柱の太さも4.5寸角、梁や隅木.登り梁など
も通常よりもごついので皆ヒイヒイ言ってると報告を受けました。
営業担当者としてはそれらの材が組み上げられるのは嬉しい!
とても嬉しいことなんですが!
そして先日、無事にステージが出来上がりました。
仕口や継手も掛矢(かけや)で打ち込み打ち込んでガッチリと接合!
ビクともしない仕上がりとなりました。
それから4人がかりで立てているのはの柱ではありません。
隅木(120×240)長さ8,500を支える束(つか)です。
登り梁(120×240)も分厚い。
9日と10日で待ちに待った大屋根が架かります!
豪快に組み上がり母屋の姿が表れると期待しています。
当然その時の様子もご報告致しますのでお楽しみに!
三枝