杉坂 智男
大正15年6月25日生まれ。
東京大学工学部建築学科卒業後、株式会社レーモンド建築設計事務所に勤務。
昭和29年(1954)に現在の株式会社杉坂建築事務所の前身となる「杉坂事務所」を創業。昭和31年(1956)には「株式会社 杉坂建築事務所」に組織を変更。以後、洗練された設計や合理的な施工が評価され、木造軸組の伝統工法による住宅建築の発展に貢献してきた。
現在は、弊社会長を勇退し、住宅建築設計者の後進育成に取り組んでいる。
【おもな業績】
- 昭和47年(1972)
- 林野庁から依頼を受けて国産材普及住宅の設計開発に着手。
伝統工法の改良による『新緑』を発表。
全国林業改良普及協会(全林協)とともに間伐材の小径木を利用した『新校倉』を開発。
- 昭和48年(1973)
- 伝統工法改良住宅『白樺』を開発。
- 昭和57年(1982)
- 良質な国産木材を生産する産地との協力で、木材製品の産地直送を実践する「良材の里の家 産直システム」を確立。
- 昭和59年(1984)
- 従来より調査研究を続けてきた古民家の手法を現代に合った構造に合理化。首都圏の住宅建築に導入する「現代の民家」を提唱。
【おもな作品】
数多くの住宅はもちろん、ダイナミックな木造軸組工法を活かした名門ゴルフ場のクラブハウス設計などを手掛ける。
- 徳山カントリークラブ クラブハウス(山口県)
- 加茂ゴルフ倶楽部 クラブハウス(千葉県)
- 大洗ゴルフ倶楽部 クラブハウス(茨城県)
- ザ・ノースカントリークラブ クラブハウス(北海道)
- 中伊豆グリーンクラブ クラブハウス(静岡県)
- 青森カントリークラブ クラブハウス(青森県)