高温多湿の日本において、これからの夏をいかに涼しく快適に暮らすことができるかは大きな課題です。
私たちが開発した「開放型高断熱・高気密」という技術があります。
日本伝統の真壁工法と先進の「外断熱工法」を一体化した独自のノウハウで、開口部の大きさや位置を自由に設計できるのが特徴です。住宅の周辺環境(微気候)を緻密によみとり、一棟一棟に最適な「風の道」・「光の道」をデザインすることができるのです。
これにより室内環境を外気に影響されにくい室温に保ちながら、自然の力を巧みに利用して快適にコントロールするのです。このような住まいはカビやダニ、木材腐朽菌の発生原因となる結露も防ぎ、家族の健康はもとより、住宅そのものの健康をも支えます。
蒸し暑い都会で心地よい風の揺らぎ、爽やかな自然の恵みを肌で感じ、自然環境のリズムと共生できる杉坂の家。「最先端の伝統建築」をぜひご覧頂きたいと思います。
(2002年5月掲載)