平屋のリフォーム完成間近、見学会やります!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いま世田谷区で平屋住宅の全体リフォームを行っています。
土壁のつくりですが、昭和30年に建築された戦後の住宅です。
ですので農家や商家型の古民家とは違った現代的な要素が入っています。
住宅はほぼ創建時のまま維持されており、大変味わい深い趣が感じられました。

(木のガラス窓と木の雨戸を介して庭と繋がる畳の間。)

(ちゃぶ台が大変似合う茶の間。)

(黒光りする桧の床板が外せる台所は棚板も味わい深い。)

但し当然断熱という考え方のない時代の建物ですので外気の影響をもろに受けます。
夏場は風通しが非常に良い造りで、汗はかきますが意外と住めるそうです。
ですが冬場はやはり大変で、ガスファンヒーターを焚いて過ごされていました。
そんな住まいに快適性と構造的安心を付加しながら、記憶とともに住み続けるためのリフォームです。

断熱と構造補強、そして配線などを適切に補えるようにするため、ここではスケルトンリフォームとしました。

事前に行った床下調査によって腐食やシロアリによる被害はおおよそ確認出来ていました。
ですがやはり浴室廻りの土台とそれに接する柱下部は大きな腐食がみられ、交換することに。
想定はしていたので、そこ以外に大きな再発見がなく何よりでした。
 
スケルトンの強みは断熱補強がしっかりできる事。
ここでは主に吹付断熱を用いて補強しました。
生活スタイル、コスト、体質、改修プランとのバランスなどなど、様々な考えによって別な手法も採用します。
 
仕上げは昔の佇まいを残すように真壁づくりを採り入れました。
間取り変更があったため全て昔の柱という訳には行きませんでした。
ですが可能な限り古い柱を残し、空間の中に再現しています。

現在最終の仕上げ作業中で、もうすぐ完成です。
7月29日(土)に見学会を実施します!
ご興味のある方は是非お申し込み下さい。
来週中にサイト上へ情報をアップしますが、お電話(03-3414-8141)またはメール(info@sugisaka.co.jp)でも結構です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

まずはお気軽にご相談ください