世界が注目していた小惑星探査機「はやぶさ2」が打ち上げから
2199日ぶりに地球に帰還しました。
カプセルを切り離し、完璧にミッションをこなした「はやぶさ2」は
次の目的地へと旅立って行きました。
小惑星「イトカワ」への探査機「はやぶさ」の使命は標本を採取して地球に戻ること。
いろいろなトラブルが発生し、満身創痍ながらやっと地球に帰還。
擬人化されたアニメでは、絆創膏を貼った「はやぶさ」が、
地球を遠くに見ながら弱々しく「僕、帰って来たよ!」に涙。
機械の筈なのにJAXAのスタッフは「はやぶさ」が燃え尽きる前に
故郷の地球を見せてあげたいという思いが、予定には無かったミッションの実行でした。
カメラを何とか地球に向けさせ撮らせた最後の一枚には、ぼやけた地球が映っていました。
まるで「はやぶさ」が泣いているようだと表現した人がいましたが、
これは生涯記憶に残る写真です。
大気圏に突入しキセノンガスで燃えながらも、カプセルを切り離したあの映像。
YouTubeでは「はやぶさ.おかえり~」の声が入っていて書いていても涙が出そうです。
さて今回の「はやぶさ2」リュウグウの砂が入っていると見られるカプセルを、
羽田まで運んできたのはダッソー社のビジネスジェット「ファルコン 7X」。
和名でファルコンとは隼のことだそうで、この飛行機に運ばれて来ることは、
お施主のS.O様から既に聞いておりました。
S.O様は皆既日食を南米チリまで観測に行ったり、
種子島やロシアでのロケット打ち上げに立ち会うなど、天文と宇宙が大好きな奥様です。
JAXAの吉川氏(ミッションマネージャー)のカルチャーを5~6年前から受けていたり、
打ち上げる時の音の凄さなど、興味のあるお話をして下さいます。
2019年7月11日「はやぶさ2」がリュウグウへの再着地に成功したNHKの
中継番組では、大粒の涙が一筋ツ~っと頬に流れるS.O様の顔がアップで映りました。
管制室からの中継画面をジッと見つめながら、静かに感動を味わっている奥様。
カメラマンは良い絵が撮れたと思った筈です。ニュースの度にその表情が流れました。
今回は赤い服の女性が顔を両手で覆って感涙している映像でしたが、
もう一人、黒いマスクの女性がインタビューを受けておりました。
S.O様です!早速メールしましたら「お気づきになっちゃったんですね」と
返信がありました。勿論ですとも!
竣工から22年経ちました。玄関前のヤマモモの木も太くなりました。
宅配便の人や郵便配達の人は、此処に来るとホッとすると言ってくれるそうです。
薔薇も無農薬で育てています。TVや雑誌にも載ったお宅です。
「傷ついてもかっこいい家が欲しかった」というご夫婦!
【 舌を出している 】
近くに行く度にお寄りするのですが、ニャンコ達が更に増えていました。
三枝