田植えと麦秋
暑い五月でしたね!
栃木県氏家での工事が終わりました。
工事を始めた時は空だった池が、今は満々と水をたたえ
澄みきった池のそこかしこから気泡が上がっていました。
池の底から水が湧き出しているからです。
九月の下旬までこの状態が続きその後は又空池となります。
◇
栃木路を走っているとまだ代掻きの途中の所もありましたが
おおむね田植えが終わっていました。
蔵元 仙禽ではドメーヌ化といって使用する酒米は
蔵の仕込み水と同じ「鬼怒川水系」の水脈周辺の田んぼに
限定し、その水で育った酒米で酒を造ることを実現したと
聞きました。
なるほど! そうやって造った酒がまずいはずはありません。
流石ソムリエ「神の舌を持つ男」と言われるだけあります。
このやり方は全国の蔵元に広がりつつあるようです。
田植えが終わったばかりの田園風景を見るのは清々しくて
好きです。そんな田園風景の中に黄金色に染まった畑が
あちらこちらに広がっていました。
近づくと収穫の時期を迎えた麦畑でした。
佐野市の「豆柿の家」周辺でも収穫している光景を見ました。
「針ケ谷ラーメン」の店主に聞くとあれは大手ビール会社に
出荷するビール麦(二条大麦)だと言うことが分かりました。
梅雨前に収穫できるように品種を改良し、
穂首が90度近く折れ水分が10%台が収穫の目安だそうです。
どうりで一週間前に見た時と比べ色がカラカラ状態になって
いましたから!
佐賀県伊万里へ行った時も黄金色の畑を写真に撮っていました。
ビール麦の生産量は佐賀県が1位.2位が栃木県だそうです。
日差しが強く夏日だった土曜日、
お打ち合せしてた室内は「涼しい・・!」と仰るお施主!
庇が深く1200 出していますからね。そこにいい風が通り抜けて
行くのです。ご主人曰く「エアコン要らないんじゃない・・・」
暖炉の煙突が立ちました。大きな出窓が素敵です。
足場が取れるのは7月上旬!
残した柿の木の緑と梅の木がこの家を更に引き立ててくれると
思います。現場に行く度にワクワクしています。
上板橋の現場も順調です。場所は上板橋駅と川越街道の間、
駅から徒歩3分の所です。
現場でのお打ち合せの時、奥様が今まで外で風が吹いていても
家の中で感じることは無かったと仰っていましたが、
今、建てているこの家は東側に椅子とテーブルを置ける
大きなバルコニーがあり、隣家の視線も気になりません。
大きな空が広がります。気持ちいいと思います。
南側にはお嬢さん方の部屋の前に横長のバルコニー!
気持ちのいい風が通り抜けます。
足場が取れるのは9月の中旬、この家も良いんです。
昨日は玉川学園近くで地鎮祭をいたしました。
地盤調査をしていよいよ始まります。
分譲地内は建て替えが進んでいてハウスメーカーの家が
目立ちます。
そこに杉坂の家を建てさせて頂くのですから
心してかからねばと思っています。7月上旬棟上げです。
この家も楽しみです。
◇
建てさせて頂いてるお客様が素敵な方ばかりで
幸せだ・・・と感じています。感謝です!
三枝
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