受賞の家が話題に
このあいだ賞をいただいた改修の事例が、地元で話題となっている様です。
この改修は構造強度や断熱性能の向上等、住まいの安心・快適性の向上という技術的側面だけでなく、地域活性という視点でも取り組みました。
計画地の埼玉県飯能市は古く木材流通の源として栄えた街。
材木は、江戸西方の川(入間/高麗川)から運ばれてきた事から「西川材」と名付けられ活用されています。
外国産材の普及や工業化住宅の台頭など近代化の勢いに押されましたが、地元では良質の木材が地道に育てられています。
この地場産材を最大限使い、地域の材で豊かな住まいが生まれ変わることもアピールしたのです。
これからはものを大切にしてゆく時代。
また、国際関係に起因する影響や災害があっても、地域の産業がしっかりと根差し続けることで強くなれる部分もあります。
私共もできる限りそんな事を発信して行けたらと思っています。