古民家再生中
現在、大田区内で民家の再生工事を行っています。
明治初期の建築で区内の民家100選にも選ばれている、そんな建物です。
この民家には、大黒柱にも匹敵する1尺角の柱が6本も存在するという特殊な造りをしています。
これは建築当時大きな震災を経験した後であった事から、構造耐力を上げる為のものと推測されるそうです。
やはり技術の変化はあれど、今も昔もそうやって進化してきているのですね。
弊社の設計担当が一目見て、「これは珍しいねぇ~♡」とうきうきしていたのを思い出します。
でも長い月日のなかで改修やプチ増築が繰り返され、現在はやや混沌とした感じ。
それでも大きな柱梁の存在が威厳を示していました。
(改修前のワンショット)
(もういっちょこれは小屋裏)
一般的に改修の場合、規模を増やしたいというケースが多い傾向があります。
ですがここでは余分なものをそぎ落としてシンプルな状態にし、家が本来持っていた魅力を取り戻しながら引き上げることを考慮しました。
もうすぐ全貌があきらかに。
11月後半に見学会を予定しています。
ご興味のある方は是非お越し下さい。