古材再利用の家(その2)
築150年以上といえば、江戸時代末期に創建されたわけですが、
自分にとっては、“江戸”というキーワードには初めての関わりです!
江戸っ子でもないですし、親戚とか先祖が武士だったりとか、明治維新に関わった
人がいるとかだったら、親しみのような感じがあるのかもしれませんが、
“江戸”!? 不思議な感じです。
さて、解体工事の方は、屋根や壁を壊しながら柱と梁を外していきました。
重機二台で梁を吊りながら、柱を引っ張りながら外しました。
外した木材を並べてみると、柱は多少傷んでいる物がありますが、
梁は比較的きれいでした。
長いものは軒桁で、なんと約10mもあります!
電柱より長いと思います。おいそれとは運搬できません。
現場にスペースがあるなどの条件が整わないと、このような仕事は
やりたくても出来ないでしょう。
再利用する材料が、外してみて実際使えるのか、痛み具合はどうか、
などよく点検してから判断します。
いくつか新しい物と取り替えることになると思います。
この後は、再利用材の点検・刻み・加工・補修といった作業をし、
基礎工事に取りかかります。
また、経過を報告したいと思います。
(sat)