花束を持った天使がやって来る!
フィジーに駐在中のお客様に「秋が本格的に深まって来ました!」と
メールしましたら「こちらは夏に向かっています」との返信がございました。
又、バーレーンから帰って来られた方は
「かの地は晩秋だけど昼間は概ね30℃で、まさに砂漠!」と話して下さいました。
四季のハッキリしている日本って良いですね!
さて横浜山手の現場はいよいよ竣工間近となりました。
職人と呼ばれる方々の身のこなしと仕事ぶりはとても頼もしく、
見ていて嬉しくなりますし勉強にもなります。
漆喰壁の仕上げには照明を当てながらコテで押さえていく
左官屋さんの真剣な顔付きと、その熟練の手業には毎度の事ながら見入ってしまいます。
タイル屋さんはポーチに貼る石の大きさと形を見ながら
「此処にこの石は面白くないな~」等とつぶやきながら並べ変えていきます。
砂に混ぜるセメントの量と水の割合も貼る材料と場所によって微妙に変え、
駐車場内のタイルにはセメント水では?と思うくらいサラッとしたものでした。
それとは逆に造園屋さんは、例えて言うと捏ね鉢に蕎麦粉と水を入れて
混ぜたぐらいの状態のものを石組みの基礎の部分に詰めていました。
「それで固まるんですか?」と聞くとニッコリと「大丈夫!」と答えが返って来ました。
石には表と裏があると言うのは知っていましたが、積んでは少し離れたところから眺め、
位置を変えたり安定しやすいように丁寧にハンマーで叩いて微調整していく技術は
感性が豊かでなければ出来ないなと思わせる仕事です!
石組みの中には季節ごとに花を咲かす高木と、その根元には低木が植えられます。
自分の敷地に頑丈で高い塀や門扉を造る人が多い中、自分達も楽しむけれど
道行く人達が季節を感じてくれたらとの思いから塀も門扉も造りませんでした。
造成業者によって無残に伐採された樹齢100年以上の樹々に癒されていた人達も
この様なスペースにホッとなされるのではないかと思います!
竣工まであと少し!
鳶さんや大工さん、そしてこの家に関わって下さった職人さん達に感謝です!
現場監督にも感謝!
当然の事ながら弊社にお声をかけて頂いたO様、有り難うございました。
O様には普段行けない所にも連れて行って下さいました。
外国人記者クラブや140年の歴史を有する横浜カントリー&アスレチックスクラブ
通称YCAC、伝統のハンバーガーの味も体験出来ました。
16日には花束を持った天使がこの家にやって来ます。
17日の見学会に来て下さった方は会えますよ!
(三枝)