少し遅くなりましたが、皆さんあけましておめでとうございます。
今年は株式会社杉坂建築事務所創設50周年の記念の年です。
50年といえば一世紀の半分。かなり重たい歴史です。
現代のような高度情報化社会では情報はすぐに共有化されますから、どんなにいい事をしていてもそれを独占し続ける事は出来ません。
逆に言うとたいした事してなくても立派に見せることが出来る。理想的にみえる企業情報も実は昨日一日で作ったものかもしれない。
あるいは今やっていても将来的に続くのかどうかわからない。情報は簡単に手に入るが、その真理を見抜くことは難しいのです。
唯一確実な情報はその歴史です。
その企業が今まで何を求めて何をやってきたか。この実績は信念の継続した時間の積み上げがないと構築できません。
「ローマは一日にして成らず」
この言葉には深い意味があります。すなわち歴史はそれほど重く確実な多くの情報を与えてくれるという事です。
最近、我々はこの歴史の上に胡坐をかいているのではと思うことがあります。記念すべき年初にあたって今一度、我々の事務所は大きな歴史を紡いでいるという事を再認識したいと思います。