ヨーロッパに住んでいる知人の話を聞いて驚いたのですが、ヨーロッパでは「南向きに日当たりの良い家」という考え方で家を探して住む人は少ないのだそうです。
向きがどっちであろうと、眺めが良ければいいんだという人が殆どで、日当たりが良い家はむしろ家具が陽に焼けたりして、逆に損である・・・とそういう事なのです。
確かに北欧は冬の陽なんてまるで当たる時間が少なく、そんな所で南に向けてもその甲斐がないのでしょう。
それに比べれば日本の気候は大変恵まれている。
自然を採り入れながら、ある程度緩和させて生活する工夫に満ちています。在来工法の住宅の住まい方は、大変贅沢なものなのかもしれません。
(N)