神奈川県伊勢原市。
ただ今築80年程の古民家改修が進行中です。

改修するのは、建物の右半分。
昔は三和土の土間空間だった場所を、モダンリビングに仕立て直します。
上写真で、上部屋根のすぐ下にベニヤが充てられた3区画にはガラスを嵌め込む予定。

土間空間だったと言っても、80年の間に床が張られ、収納が造り付けられ、キッチンセットが設けられ…という変遷を辿っており、皆さんが思い浮かべる雰囲気とは違ったものになっておりました。
今度はアイランドキッチンと薪ストーブのあるオープンリビングに変身です。

現時点ではまだガランとしています。
構造を補いながら下地造りを行っている段階です。
天井はなかなか良い色艶を湛えていますね。
この艶っぽい風情は活きるはずです。
右上の元から付いている60年代っぽい照明器具。
イカしたデザインですが、今回はちょっとコンセプトが違うので取り替えます。

足元は床が取り払われ、元々の三和土が見えています。
ギンギンに締め固められた土間は、すこぶる健在でした。
しかし、ここは全部タイルの土間にしてしまいます。

奥に続く空間は少し嵩を上げ、ダイニングキッチンになります。
古いままの建具とのコントラストが小洒落た表情をつくり出すでしょう。

伊勢原市はなかなかの果物産地だった様です。
知らなくてゴメンナサイ。
季節を通してみると、葡萄、ナシ、柿が良い様です。
実はこちらの施主様も柿を栽培されており、時期が来たのでご近所用の露店販売が始まりました。
何種類か育てておられ、今は「大秋」、「早秋」、「甘秋」が頃合いの様。

100円。
東京にいるとなかなかこういうのはありませんので、イイですね。
私もチャリンとな。