残暑お見舞い申し上げます。
「日本は四季がはっきりとしている」とは言うものの
五月に台風が来襲したり猛暑日が続いたり、
竜巻やダウンバーストの発生、雨の降り方も極端で激しく
集中豪雨も相次ぎ、四季が曖昧になって来た様に思います。
◇
去年熱雷で開始早々中止となり激しい雨に打たれ続け、
帰宅難民を経験し痛い目に会った諏訪湖の花火大会でしたが、
今年も懲りずに行って参りました。
当日の朝、急に表示された21時頃からの傘マーク!
諏訪市長の恒例「これが諏訪人の心意気!」の発声
と諏訪消防団ラッパ隊のファンファーレで点火。
オープニング花火は去年の無念さを晴らすような豪快さ!
今年は今までとは違うぞ・・・とドキドキワクワク!
何とか最後までもってくれ・・・と願うも待ちに待った
諏訪湖花火大会名物プログラム「Kiss of Fire」の直前、
無情にも強い雨が・・・もう少しだったのに・・・
雨が降るのと同じくして風が止み、
立ち込めた煙で花火の大輪は見えず破裂音と衝撃波が
身体に虚しく響く!二年続けて撤収!悔しい。
翌日は10年ぶりの善光寺。
御開帳の時、前立本尊と善の綱で結ばれる御開帳のシンボル
「回向柱」(エコウバシラ)。
七年毎の御開帳時にはこれまで赤松の角柱を用いてましたが、
もう回向柱にする太さと長さの赤松が無く
前回始めて樹齢250年の杉の角柱に変えたと言ってました。
日本の山に巨木が少なくなってきました。
おびんずる様を撫で参道を散策してたら雷鳴と共にまたしても雨
雷雨で参道は忽ち川の様相となり動けずに山門の下で雨宿り!
傘も役に立たず全身ずぶ濡れ!グッショグショ。
最後に寄ったのが小布施町。
町並みを美しく再構築した修景事業によって整えられた小布施。
細い小道を気持ち良く歩き周りました。
食事をした店の二階は大黒柱と松梁で構成された見慣れた空間。
長さ三間もの梁材を多用して造ってありました!
大きな窓からは瓦葺の屋根が連なり、外壁の板張りの黒と
土壁の色も統一されています。蔵も多かったですね。
雨上がりだったとはいえ町並みを更に引き立てているのは
大きく育ち枝を拡げている木々の緑です!
秋には紅葉し雰囲気も変わるでしょう。
もう一度ゆっくりと訪れてみたいと思った小布施でした。
◇
帰省の大渋滞から帰ってきた夜、虫の音の響きと吹いてくる風に、
秋の気配を感じました。
三枝